広がる「バ畜」アルバイト先の契約、労働で気を付けるべきこととは

皆さんは「バ畜」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

昨今の20代以下の人に広まっているワードであり、
アルバイトで雇用されているのにも関わらず、社畜のように扱われることを指す。

週６では働くことを強要される
ワンオペでの仕事を許容される

などがあるらしい。

確かに望まない勤務、作業などは誰もやりたくないだろう。

中には体調を崩してしまい生活に支障が出てしまうこともあるらしい。

「バ畜」を嘆くものの中には正社員レベルの仕事を求められるなど、
正社員との違いを言われることもあるがそもそもこの二つはどう違うのだろうか？

そもそもアルバイトと正社員は何が違う？

アルバイトは、一時的な雇用形態であり、通常は週数時間から数十時間働くことが一般的です。

アルバイトは、主に学生や主婦、フリーターなどが多く、
仕事の内容や時間帯が柔軟に調整できることが特徴です。

給与は時間給で支払われることが一般的であり、社会保険や福利厚生の制度が正社員と比べて少ない場合があります。

一方、正社員は、一定の労働時間を勤務し、給与は月給制で支払われます。

正社員は、社会保険や福利厚生の制度が整っており、長期的な雇用安定性があります。

また、正社員は、会社の規則や制度に従って働くことが求められます。

つまりは勤務時間、給与形態、福利厚生が違うだけで実は業務内などに関しては、一切線引きはないのだ。

確かに筆者も学生時代に飲食店でアルバイトをしていたとき、
正社員の店長よりも様々なことを知って、業務をこなすベテランパートおばちゃんがいた気がする。

そのため基本的にはアルバイトだからと正社員レベルにならなくていい、一部業務しかしなくていいということにはならないのだ。

しかし、現実問題として勤務時間の少ない、ボーナスなどの成果報酬もないのならあまり頑張れないのが現実だろう。

そこで今度は「バ畜」にならないための注意点を見ていこう。

バ畜にならないためには？

アルバイトを探すときの注意

まず第一に、アルバイト先の評判を調べることが大切です。

インターネットや口コミサイトなどで、他の人の意見や経験を確認することができます。

特に、アルバイト先の雰囲気や労働条件についての情報を探しましょう。

第二に、アルバイト先の安全対策についても確認しましょう。

例えば、火災や地震などの災害に備えた設備や対策があるかどうかを確認することが重要です。

これは経験則ですが、物の管理が出来ない職場は人の管理も出来てないです。

そのため、ずさんに置かれたもののように扱われる可能性が高いので注意が必要です。

第三に、アルバイト先の労働環境についても考慮しましょう。

例えば、長時間労働や過重労働がないかどうかを確認することが重要です。

お店なら実際にお客さんとして行ってみて、働いている人の状態を見るのもいいかもしれません。

また、アルバイト先の福利厚生や休暇制度についても確認しましょう。

第四に、アルバイト先の経営状況を調べることも大切です。

アルバイト先が安定した経営基盤を持っているかどうかを確認しましょう。

例えば、大手企業が経営しているのか、お店が出来て何年経っているかなど注意する点は多いです。

アルバイト契約時に注意すること

さて、いよいよ働くぞ！と思っても焦らずに注意しないといけないことがあります。

まずアルバイトを始める際には、条件や給与の交渉が重要です。

勤務時間や休日の取り方、労働条件などを確認しましょう。

もちろん、職場の忙しさなどによっては勤務時間を増やしてほしいと交渉されるかもしれませんが、
あくまでアルバイトは契約時に取り決めた労働条件での働き手になります。

そのため、契約時にちゃんと自分の生活に合った条件を結ぶことが、働く上で大切なポイントです。

また、給与の交渉も大切です。

アルバイトの給与は、仕事内容や経験、能力によって異なることがあります。

自分の経験や能力をしっかりアピールし、公平な給与を求めることが大切です。

また、面接時などでの口約束にも注意が必要です。

原則としては書面に掛かれていることを元に労働契約が結ばれますが、
その場での口約束にも契約効果は発生します。

そのため、出来るかわからないことなどは下手に約束せず、契約書をしっかり確認してそれ以上のことは約束しないようにしましょう。

働いているときの気を付けたいこと

最初は優しくしてくれたけど、
働いているうちにどんどんと仕事を頼まれることが多くなり、、、

なんてことは多いと思います。

そのため働き始めた後も、しっかり希望通りの働き方が出来ているか確認する必要があります。

1.労働条件の確認：
アルバイトの労働時間や休憩時間、休日などの条件が適切に設定されているか確認しましょう。

もちろん、急な団体があって、欠員がでてしまったのでなど致し方ないことも多いですが、
慢性的に休憩時間や勤務時間を変更されたりする場合は注意が必要です。

2.給与の確認：
アルバイトの給与が適正に支払われているか確認しましょう。

最低賃金や残業手当など、法律で定められた給与条件が守られているかをチェックを必ずしましょう。

3.労働環境の確認：
アルバイト先の労働環境が安全であるか確認しましょう。

火災予防や安全対策が適切に行われているかをチェックし、労働者の安全が確保されているかを確認しましょう。

4.違法行為の有無の確認：
アルバイト先が法律や労働基準に違反していないか確認しましょう。

違法な労働条件や不当な扱いがある場合は、そのアルバイト先は危険な可能性があります。

5.従業員の声を聞く：
アルバイト先で働いている従業員の意見や声を聞くことも重要です。

従業員が不満を抱えていたり、不適切な扱いを受けている場合は、そのアルバイト先は避けるべきです。

以上が、アルバイト先が危険かどうかを判断するためのポイントです。

安全な労働条件で働くためには、これらのポイントをしっかりと確認し、自身の権利を守ることが大切です。

一番重要なのは楽しめているか

バ畜というワードが若者に流行り、今後のアルバイトの扱いが注目されるようになりました。

たしかに業務内容において正社員とアルバイトはないですが、
無理な勤務を強要したりする現状は残念ながら存在しておりアルバイトする上では注意が必要です。

しかし、やはりまず一番は自分がその仕事、職場を楽しめているかではないでしょうか。

楽しくない仕事はホワイトな労働環境でも過ぎ去る時間が短かったりして、
実は不満が溜まることが多いです。

そのため自分が楽しいと思えるか、職場の人たちとコミュニケーションがしっかり取れているかなど、
契約書面よりも周りと自分の心にしっかり注意したほうがいいかもしれませんね。