はじめまして!会社員として働きながら、2024年から投資を始めた投資初心者ブロガーのゆういちです。
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皆さんは、お中元を贈ったり、貰うことは未だにありますか?
独身の方などは馴染みがないかもしれませんが、
会社間や親戚、家族などでは未だに根強く送る文化はあると思います。
しかし、このわざわざお中元を贈る文化に対して疑問を持っている人は多いと思います。
筆者も実際のところ、お中元はわざわざ送るようなものではないと思っていますし、
時代に合わないおかしい文化になっていると思っています。
そこで今回はお中元を贈る文化がもう古い理由をまとめてみました。
もしお中元を贈るべきか迷った際は是非この記事を読んで考えてみてください。

お中元とは?成り立ちとは
日本の夏の風物詩として知られいるお中元ですが、その起源は中国にあり、
日本で本格的に広まったのは江戸時代とされています。
流入などインフラが整ってきた江戸時代ですが、夏の暑さで食べ物が傷みやすくなるため、
贈り物として新鮮な食べ物を贈ることが一般的でした。
特に、農作物の収穫が盛んな時期である夏は、贈り物の機会が増えました。
当時は、農作物を贈るだけでなく、お酒やお茶なども贈られました。
これは、夏の暑さで体力が消耗するため、元気を出すための贈り物として重宝されました。
お中元の贈り物が食べものを中心としているのはこのなごりとされています。
いまでは内容も多様化しており、果物やスイーツ、お酒など、さまざまな商品が贈られます。
上司などに贈り物をすることで、つながりを深めることができます。
なぜお中元は減ったのか
さてそんなお中元ですが、最近はあまりやりとりをしたことないという人は増えたと思います。
実際に特に若者を中心にお中元を贈った、貰った経験が少ない人は半数を上回っているようです。
「お中元を贈る予定はありますか?」と質問したところ、7割以上の方が『ない(72.1%)』と回答しました。
今回の調査は全国20代~30代の既婚男女を対象に行いましたが、
割合として10人中7人もの方が、現在お中元を贈る予定がないようです。思っていた以上にお中元離れが深刻化しているのかもしれません。
では、過去にお中元を贈ったことはあったのでしょうか。
続いて、「過去にお中元を贈ったことはありますか?」と質問したところ、
6割近くの方が『ない(58.9%)』と回答しました。
ではお中元が減った理由は一体どんな理由はあるのでしょうか?
単身世帯の増加
まず、近年は未婚率などの増加に合わせて単身世帯が増えてきている。
プライベートでのお中元は主に親戚やお世話になっている家族間で贈り合うことが多く、
単身世帯が2040年には4割に達するとされる現状、それに合わせてお中元を贈ることの数も減ってきているのでしょう。
未婚率の増加や、核家族化の影響を受けて、単独世帯(世帯主が一人の世帯)が増加している。
2040年には単独世帯の割合は約40%に達すると予測されている)。特に、65歳以上の単独世帯数の増加が顕著である。
引用元:総務省 (1)単独世帯の増加
経済的な理由
第二に、経済状況の変化も要因の一つです。
景気が悪化したり、所得が減少したりすると、贈り物の予算を削る人が増えます。
お中元は贈り物の一つであり、経済的な理由から贈る機会が減っているのかもしれません。
お中元の贈り物の内容や金額は、人によって異なりますが、
均的なお中元の金額は、数千円から数万円程度と言われています。
そのため、人によっては経済的な圧迫にもなっている場合もあるでしょう。
インターネット、SNSなどによる人間関係の変化
さらに、インターネットの普及もお中元の需要に影響を与えています。
お中元はプライベートや、会社間などの人間関係を円滑にする目的で始まった文化ですが、
インターネットの普及にあわせてSNSなどによるリアルで会わないような人間関係が新しく生まれてきました。
そのため、わざわざ時期を合わせて贈り物を贈る必要がなくなってしまいました、
欧米における贈り物の習慣
では外国ではどのような贈り物の文化があるか確認していきましょう。
贈り物の習慣は、国や地域によって異なることがあります。
特に欧米では、贈り物はさまざまな場面で行われます。
例えば、誕生日やクリスマス、結婚式などの特別なイベントでは、
贈り物をすることが一般的です。
また、欧米では、贈り物の包装も重要な要素です。
贈り物を包む包装紙やリボンは、贈り物の価値を表現するために工夫されています。
また、贈り物には、相手の好みや趣味に合わせたものを選ぶことが重要です。
さらに、欧米では、贈り物の受け取り方にもマナーがあります。
贈り物を受け取ったら、すぐに開けるのではなく、後でゆっくりと開けることが一般的です。
また、贈り物に対して感謝の気持ちを示すことも重要です。
日本では、お中元やお歳暮など、特定の季節に贈り物をする習慣があります。
これらの贈り物は、感謝の気持ちや季節の挨拶を伝えるために行われます。
贈り物の習慣は、文化や地域によって異なるため、相手の文化や習慣を尊重しながら贈り物をすることが大切です。
企業間では禁止する動きも
また、最近では一部の企業でお中元の贈り物を禁止しているところがあります。
その理由は、まず双方の負担になるからです。
贈り物を受ける側が負担に感じることや、贈り物をする側が経済的な負担を感じることが挙げられます。
またコンプライアンス違反になるという理由で禁止している企業もあります。
本体はただ取引先への感謝として贈られるお中元ですが、
お中元を豪華にしたり、金一封を詰めたりし賄賂、公平性がなくなると考えられることが増えました。
まだ中小企業の多くはお中元を贈ることをしていますが、
今後はもっと減っていくかもしれませんね。
まとめ 迷うなら贈らなくていい
今回は日本の伝統的な文化であるお中元について考えてきました。
古くは取引先、仲良くしている親族間で贈り合うものでしたが、
生活の変化やビジネス的な考え方からあまりメジャーな文化ではなくなってきましたね。
プライベートの場合は、お中元関係なく送りあう人もいますし、
まあ仕方ないことと思いますが、
ビジネス面での禁止は賄賂などの不正な関係に使われないようにするためでしょうね。
お中元自体はもうわざわざ送ることがおかしいと感じる人も増えてきますし、
時代の変化に合わせて文化が変化するのは仕方ないことですね。
まあそれでもお中元を贈るべきかと悩む場面はあるとは思いますが、
一つの判断基準として自分が送りたいかで選んでみるのはどうでしょうか?
ビジネス的には費用、コンプライアンス違反、
プライベートでも生活変化から相手が受け取りずらい状況な人も多いでしょうし、
現状もう、お中元で絶対に送るべきものでもないですからね。
だから義務感や利害などではなく自分が食べてほしいお菓子がある、渡したいものがあるなら贈る、
その程度でもいいと思いますよ。
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