長嶋茂雄と松井秀喜に贈られた国民栄誉賞

「国民栄誉賞」と聞くと、あなたは何を思い浮かべますか？

「国民栄誉賞」はその分野、業界において卓越した功績を残した人に贈られる最高の栄誉であり、人によって思い浮かべる人物は変わるだろう。

ただ、今回はその中でも、日本の野球界で輝かしい業績を残した二人、長嶋茂雄さんと松井秀喜さんについてご紹介します。

国民栄誉賞とは

国民栄誉賞の概要と授与の詳細

国民栄誉賞は、日本政府の時の内閣総理大臣がスポーツや文化、学術などの分野で顕著な業績を上げた個人や団体を決めて贈られる栄誉です

特にその活動、人物が広く国民に敬愛され、業界、社会に明るい希望を与えているかなどが大切とされており、現在では27人と1団体が受賞しています。

2013年、長嶋茂雄さんと松井秀喜さんは、野球の分野で多大な功績を残したことから、当時の内閣総理大臣である安倍晋三より国民栄誉賞を受賞しました。

国民栄誉賞の授与式は基本的には総理大臣官邸などの、政治としての色の強い場所で行われることが多いが、
彼らの受賞式はホームグラウンドともいえる東京ドームにて行われた。

約5万を収容できる東京ドームで行われることはかなり異例であり、これは彼らの活躍とリスペクトから行われたものであるのだろう。

受賞者は、栄誉の証である勲章や賞状を受け取り、一生涯にわたって国からの年金が支給される特典もあります。

「ミスタープロ野球」ミスタージャイアンツ」「ゴジラ」「ゴジラ松井」など様々な愛嬌で呼ばれている彼の背景や功績について見ていこう。

長嶋茂雄

長嶋茂雄氏への国民栄誉賞授与について

長嶋茂雄さんは、日本の野球界で非常に偉大な功績を残した人物です。

彼は、プロ野球の巨人軍で一生涯を過ごし、選手としても監督としても活躍しました。

選手としてプロ野球において400本塁打・2000安打の同時達成、NPB最多記録となる最多安打を10回獲得、セ・リーグ最多記録となる首位打者を6回獲得した。

彼の活躍は野球のファンでない人も魅力し、引退時の「我が巨人軍は永久に不滅です」は誰もが一度は聞いたことのある名言となった。

また、彼の活躍はいち選手だけにとどまらず、1975年より読売ジャイアンツの監督を務めることとなり、2000年は王貞治率いるダイエーを下し日本一ともなり、巨人軍終身名誉監督に就任するなど巨人野球の歴史を語る上では欠かせない存在となった。

そんな彼の国民栄誉賞の受賞はきっと誰もが望んだ結果ではないだろうか。

長嶋茂雄さんは、野球界だけでなく、日本のスポーツ界全体に大きな影響を与えました。

彼の人柄やスポーツマンシップは、多くの人々に感動を与え、後輩選手やファンにも大きな影響与え、それは今後もずっと語られていくことだろう。

松井秀喜

松井秀喜氏は、1990年代から2000年代にかけての日本のプロ野球を語る上では非常に有名で外せない存在である。

彼の著しい活躍は学生自体から始まっており、小学時代から始めた野球にて数々の逸話を残している。

高校時代の通算成績は、高校通算打率は.450、本塁打は60本となり、チームを優勝に導き、その桁外れの存在から「20年に１人怪物」と言われる。

プロ時代は様々なオファーがある中、巨人に入団、その頃から巨人監督に復帰した長嶋茂雄との交流があり、今に続く師弟関係が築かれたのだろう。

約10年を巨人球団にささげた松井秀喜であったがその後メジャーへ挑戦を表明、球団の看板の喪失であったが新たな挑戦へ向かう彼の姿勢は国民の希望となっただろう。

彼は、アメリカメジャーリーグではニューヨーク・ヤンキースで活躍し、アメリカ国民をも「GODZILLA」の愛嬌で馴染まれて多くの人々の心を魅了しました。
アメリカでの活躍は約10年も及び通算成績は1268試合、打率.304、332本塁打、889打点(NPB)、1236試合、打率.282、175本塁打、760打点(MLB)と輝かしいものであった。

2012年のシリーズで引退をした後は、2013年に息子を設け、その後、ヤンキースの特別アドバイザー、オリンピック聖火リレーランナーなど野球を問わず様々な場面に出て、今でも人々から愛されることが伺える。

まとめ

長嶋茂雄さんと松井秀喜さんの活動は基本的には野球界ものではあったが、多くの国民を魅力しその時代を作ったと言える非常に有名な選手です。

その才能と努力によって、数々の栄誉、成績を残していった彼らが国民栄誉賞という特別な賞が贈られたのは多くの国民にとっては当たり前のようなことなのかもしれない。

国民栄誉賞は、彼らの功績を称えるだけでなく、彼らの存在が日本の誇りであることを示すものです。

長嶋さんと松井さんは、日本のスポーツ界において偉大な選手として、そして尊敬される人物として、多くの人々から祝福されています。彼らの業績は、日本のスポーツ文化にとって貴重なものであり、これからも多くの人々に影響を与え続けるでしょう。